「考える力を育てたい」——でも、どの教材がいいの?
「詰め込みではなく、子どもが“自分で考える力”を育ててほしい」
そう願って教材を探し始めると、本当にたくさんの種類がありますよね。
我が家も、知的好奇心旺盛な息子に合う教材を探しながら、
こどもちゃれんじ(通常コース) → 七田式プリント(挫折) → ワンダーボックス(継続) → 天神(併用)
……と、いろいろな教材を試してきました。
やってみて感じたのは、
「“思考力教材”といっても、親の関わり方や伸ばせる力の方向性が本当に違う」ということ。
この記事では、人気のZ会やこどもちゃれんじ思考力プラスを含め、
実際に体験した4社のリアルな感想を交えて、
「本当に思考力が伸びる教材を選ぶには?」という視点をお伝えします。
📊 5大思考力教材 比較早見表(タイプ別)
| 教材名 | タイプ | 親の 関わり度 | 思考力の方向性 |
|---|---|---|---|
| Z会 幼児コース | 紙教材+体験 (総合型) | 高 | 論理的思考・表現力・探究心をバランスよく育てる |
| こどもちゃれんじ さんすう思考力プラス | アプリ(算数特化) | 低 | 数量・図形・論理など 算数の土台づくり |
| ワンダーボックス (体験済) | アプリ+キット(STEAM型) | 中 | 試行錯誤や発想力を伸ばす クリエイティブ系 |
| 天神(体験済) | オフラインタブレット(無学年式) | 低 | 網羅的知識を活かして 応用思考へ |
| 七田式プリント (体験済/挫折) | 紙教材 (反復・定着型) | 高 | 記憶力・処理力を土台にした高速学習系 |
💬 我が家の実体験レビュー:なぜ続き、なぜ挫折したか
ワンダーボックス(思考力特化の代表格)
一番長く続いているのが、ワンダーボックス
です。
続いた理由は、「遊び=学び」になっていること。
アプリを開くたびに息子は目をキラキラさせていて、
「勉強」という感覚がないまま、
図形パズルやロジックゲームに夢中になっていました。
親も「やらせなきゃ」と思う負担がほとんどなく、
共働き家庭やパパ育休中にも続けやすい教材です。
思考力への効果:
答えのない問題に挑戦する楽しさ、
「どうすればうまくいくかな?」と試行錯誤する姿勢が自然と育ちました。
我が家のワンダーボックス体験談はこちら👇🏻
天神(知識を深めて考えるタイプ)
【天神】幼児タブレット版
は、思考力特化というより知識を広げて考える教材。
興味がある分野をどんどん掘り下げたいタイプの子に向いています。
また、小学校受験にも対応できる力が自宅で育めます。
我が家では、ワンダーボックスと併用しながら、
「理科っぽい問題をもっとやりたい」ときに使っています。
親が付きっきりでなくても自分で進められるので、
「自分で学ぶ」習慣が自然と身につきました。
我が家の天神体験談はこちら👇🏻
七田式プリント(反復型・我が家では挫折)
七田式プリントは、しっかり続けられればとても良い教材です。
ただ、我が家では残念ながら途中で続かなくなってしまいました。
理由はシンプルで、始めた当初、息子は「書く」ということが好きではなかったこと。
夫婦とも育休中だったのですが、本人が乗り気ではない中で、日々のルーティンに組み込むのは難しく、続けることを断念しました。
内容自体は良質で、記憶力・処理力を鍛えるには最適。
ただ、我が家が求めていた「自分で考える・ひらめく思考力」とは
少し方向性が違いました。
教訓:
「親がどれだけ時間を取れるか」「反復を楽しめる性格か」で合うかどうかが決まります。
紙教材で挫折経験がある方は、デジタル系を試してみるのがおすすめです。
🧩 未体験教材の客観分析:Z会・こどもちゃれんじ思考力プラス
Z会 幼児コース:親子で探求する“考える力”の王道
Z会の通信教育<幼児向け>
は、昔から「考える力」を重視する教材として有名です。
紙ワークと「けいけん」(体験教材)の2本柱で、
「どうして?」「もしこうだったら?」という問いを自然に促してくれます。
親子で一緒に観察・考察する時間が必要なので、
しっかり関わる時間をとれるご家庭にぴったり。
もし夫婦で育休中だったり、夕方に親子で机に向かう時間を作れるなら、
最も理想に近い教材だと思います。
一方で、復職後に毎日続けるのは少し大変かもしれません。
こどもちゃれんじ さんすう思考力プラス:算数特化のデジタル学習
ベネッセが出している算数特化アプリ教材。2歳から小学校2年生レベルまでを網羅した10,000問以上の問題から、AIが最適な問題を自動で選んでくれます。
数量・図形・論理など、小学校以降に必要な算数的思考力を育てます。
子ども一人で直感的に遊んで学べる設計のため、
親のサポートが少なくて済むのが魅力です。
デジタルに抵抗がなく、「ゲーム感覚で算数を楽しんでほしい」
という家庭にぴったりだと感じます。
🪄 家庭の状況別 おすすめ診断チャート
| こんな家庭におすすめ | 教材 | 理由 |
|---|---|---|
| 親子でじっくり 向き合いたい | Z会 | 体験+ワークで深く考える力を育む。 親子の対話時間がカギ。 |
| 共働き・パパ育休中など 時間に限りがある | ワンダーボックス | 子どもの主体性に任せられる。 親の負担が少ないのに思考力が伸びる。 |
| 算数・ロジックを 遊びながら伸ばしたい | さんすう思考力プラス | AIが最適化。 ゲーム感覚で学べるから続けやすい。 |
| 小学校受験を自宅学習で | 天神 | 無学年式で長く使える。 自分の興味を深掘りしやすい。 |
| 毎日コツコツ 基礎を徹底的に | 七田式プリント | 親のサポート必須だが、 続けば確かな学力がつく。 |
🌷 まとめ:合う教材は、子どもの個性と家庭のリズムで決まる
「思考力を伸ばす」といっても、その形は本当に家庭によってさまざま。
我が家も、合う教材を見つけるまでに何度も試してはやめて……の繰り返しでした。
でも、そうやって試行錯誤したからこそ、
「うちの子には、こういう学び方が合うんだ」と気づけたのだと思います。
もし今、どの教材がいいか迷っている方は、
まずは気になる教材の無料体験や資料請求をしてみてください。
“子どもが夢中になる瞬間”に出会えたら、
それが、思考力を育てる第一歩です。

