もうすぐ仕事復帰。
「ちゃんと両立できるかな」「子どもは大丈夫かな」と、胸がいっぱいになる時期ですよね。
長いようであっという間だった育休生活が終わりに近づくと、緊張感と不安が入り混じるものです。
特に我が家は、ママがフルタイム復帰しパパがさらに1年育休を継続する予定。パパと子どもたちの3人時間が増えることを考えると、「うまくやっていけるかな?」「下の子はママじゃなくてもお昼寝できるかな?」と、不安がよぎります。
しかし、夫婦で長期育休を経験したおかげで、私たちは復帰前に「不安を自信に変える4つの仕組み」を作ることができました。
この記事では、復帰後の混乱を最小限に抑え、スムーズなチーム育児に移行するために、我が家が実際に行った具体的な4つの戦略をご紹介します。
【戦略1】仕事復帰をスムーズにする「家事・育児タイムテーブル」づくり
復帰後の混乱を減らすために、まず取り組んだのは、夫婦で1日の生活リズムをシミュレーションすることでした。家にいる時間が長かった育休中に、「どの時間帯に誰が何を担当するか」を具体的に整理しておくのがカギです。
| 時間帯 | パパのやること | ママのやること | ポイントと工夫 |
|---|---|---|---|
| 起床 〜出勤まで | 下の子の相手 朝食準備 | 身支度 上の子の送り | 分業を徹底。ママは自分の準備と上の子の登園準備を優先。 |
| 昼間 | 下の子の相手 洗濯や食事下準備 | お仕事 | ママはお家のことはなにもできないので、パパにお任せ。 |
| 帰宅〜夕食 | 上の子のお迎え みんなで遊ぶ 子どもたちとお風呂 | 帰宅後すぐお風呂 夕食の仕上げ | 魔の時間帯の家事を削減 (次項参照) |
| 夕食後 〜寝るまで | 上の子と遊び 夕飯の片付け | 下の子と遊び 絵本タイム&授乳 | 子どもとの時間を大切に、片付けはできるだけ子どもが寝た後に。 |
| 夜 寝かしつけ | 下の子の寝かしつけ | 上の子と絵本タイム 寝かしつけ | 役割を固定し、安心して寝られるように。 |
| 子どもが 寝たあと | 朝ごはんの下準備 洗濯、掃除など | パパと会話 先に寝る 下の子の夜間対応 | 明日ラクに過ごせるための準備をパパがしてくれます。 |
① 夕方のドタバタを制す「時短ツール」の導入
特に上の子が園から帰ってきて、下の子のお世話が重なる夕方は、パパひとりで手が回らない可能性が高いです。
- 夕ご飯の準備を午前中に完結させる: ホットクックやスチームオーブンレンジ「ビストロ」などの調理家電を駆使し、帰宅後にやることを「盛り付けるだけ」にしました。育休中に慣れておけば、復帰後の負担が劇的に減ります。
- 園の送り迎えの分担を練習: 復帰後を見据えて、夕方のお迎えはパパ&下の子で早めに帰宅する練習をしておきました。
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余裕がある方が動く「柔軟な分担」を再確認
分担表はあくまで“目安”。
「余裕がある方がその時やる」という柔軟な姿勢を夫婦で共有しておくだけで、
想定外の残業や体調不良の日も、無理なく乗り切れる自信がつきました💪🏻
【戦略2】「ママがいない時間」を乗り切るための安心ルーティン
特に、ママが不在になることで不安を感じやすい子どもたちのために、「安心できる1日の流れ(ルーティン)」を作ることを意識しました。
音と環境で“安心スイッチ”を入れる
- 下の子のお昼寝:ママがいなくてもスムーズに寝られるよう、午前中にたっぷり遊んだあと、いつも同じ音楽をかけて寝るのを合図にしています。音や環境で“安心スイッチ”を入れられると、パパひとりの育児時間にも役立ちます。
- 夜の寝かしつけ:下の子は、「絵本 → 授乳 → 就寝」の流れをできるだけ固定。ママが復職してからも、夫が主担当でもできるルーティンを一緒に作っておきました。
☝🏻我が家のお昼寝音楽♪赤ちゃんは不思議と泣き止んで落ち着いて、親も楽しい気持ちで過ごせるので一石二鳥です。
ルーティンは「きっちり守る」より「繰り返して覚える」
毎日予定通りにいかなくても問題ありません。「おおまかな流れが決まっている」こと自体が子どもにとって安心につながります。
特に下の子は、ママがいない時間が増えるこれから、「パパでも同じように過ごせる」ことが何よりの安心材料になります。
【戦略3】夫婦のすれ違いを防ぐ!「任せる育児」の情報共有術
夫婦で育休をしていたからこそ、「家族としてチームで動く」ことの大切さを痛感しました。復職後も「ワンオペ化を防ぐカギ」となる情報共有と信頼関係の作り方です。

お互いの「得意」と「苦手」を見える化
最初から細かく分担を決めるよりも、お互いの得意分野を活かす形で動くようにしました。そして、どちらも疲れたときは「今日は無理!」と素直に伝え、「じゃあ代わるね」と話し合える環境を作りました。
情報共有を育児の基本に
下の子の睡眠や授乳のタイミングなどは「ぴよログ」アプリで共有。特に気になる体調の変化などは、口頭とLINEで共有し、「どちらかが知っている」状態を作らないことを意識しています。
「任せる」と決めたら、口を出さない
一緒に育児をしていると、つい相手のやり方が気になりますが、「お願いしたのだから、任せる」と意識するようにしました。
どうしても気になることは話し合いますが、基本は「子どもが笑っていればそれでOK」。完璧よりも、チームでやること自体を大事にしています。
【戦略4】フルタイム復帰でも笑顔で過ごす「自分時間」の作り方
夜間授乳が残っていてもフルタイムに戻れるよう、育休中に「自分の時間」を意識的に作る練習をしました。
「空いた時間」ではなく「つくる時間」に変える
子どもが寝たときや、夫が抱っこしてくれているときに、ようやく「休もう」と思うのではなく、意識的に“つくる”時間として区切るようにしてから、気持ちがすごく楽になりました。
たとえば、午前の授乳が終わったら10分だけおいしい飲み物を飲む、夕方のバタバタ前に1曲だけ好きな音楽を聴くなど、自分を休ませる時間を先に確保することで、家事や育児にも前向きに取り組めるようになりました。
☝🏻私のお気に入りはミロ🤩甘いけれど、鉄分が取れるという大義名分で飲んでいます☕️
「やりたいこと」は完璧を目指さない
育休中、「いつかやりたい」と思っていたブログの下書きや読書などを、完璧を目指さず“10分だけ”から始めるようにしました。少しずつでも「自分のための時間」があることで、「今日も頑張れた」と感じられる日が増えていきました。
まとめ:復帰を前にして思うこと

仕事・家事・育児、すべてを完璧にこなす必要はありません。
育休で培った「頼り合う力」と「チームで回す仕組み」は、復帰後の最大の味方になります。
「今日はここまでできた」――それで十分です。
家族みんなが笑顔で過ごせるよう、無理せず少しずつ準備を進めていきましょう🌷
