育休と聞くと「赤ちゃんと過ごす穏やかな時間」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし実際は、家事・育児に追われてあっという間に1日が終わってしまう——そんな日々を過ごす方も多いのではないでしょうか。
我が家は夫婦で長期育休を取得し、上の子と下の子の育児をしながら過ごしました。
その中で意識したのは、「復帰後がぐっと楽になるための準備」をすること。
この記事では、実際にやってよかったと感じた5つのことを紹介します。
これから育休を取る方、現在育休中で復帰に不安を感じている方の参考になれば嬉しいです。
夫婦で家事・育児の「仕組み化」をしておく
育休中のうちに、家事・育児の流れを夫婦で話し合い、やり方を共有したのは本当に大正解でした。
これは復帰後の“チーム育児”の土台になります。
明確な分担は決めず、「余裕がある方がやる」という柔軟なスタイルにしましたが、
「最低限のルール」はいくつか設定しました。
- 育児アプリ(ぴよログなど)で睡眠・排泄の状況を共有
- どちらかが体調を崩してもスムーズに回せる仕組みをつくる
- お互いの負担を“見える化”して、感謝が自然に生まれる環境にする
夫婦でお互いの苦労を知ることで、「ありがとう」「助かったね」という言葉が自然と増え、
家庭全体の空気が柔らかくなりました。
上の子の“特別な時間”をつくってあげる
下の子が生まれると、どうしても生活が赤ちゃん中心になります。
そんな中でも、上の子が「自分も大切にされている」と感じられる時間を意識的に作ることはとても大切でした。
「たった10分」でも十分。
下の子がお昼寝している間に絵本を読む、ごっこ遊びをする——ほんの少しの時間でも「ママ・パパを独り占めできる」特別な時間になります。
また、「お手伝い任務」をお願いするのもおすすめです。
- 洗濯物を畳む
- おむつを運ぶ
- おもちゃを片付ける
小さな役割を任せることで、上の子の自信が育ち、「自分も家族の一員なんだ」と感じられるようになります。
こうした積み重ねが、きょうだい仲の良さにもつながっていると感じます。
「家事より休憩」を優先した
「子どもが寝たら家事」——ついそう考えてしまいがちですが、
育休中はむしろ「休む時間」をスケジュールに入れるようにしました。
“甘やかす15分ルール” を導入。
甘いものを食べる、好きなドラマを観る、スマホを見ずにぼーっとする——
たった15分でも、気分がリセットされて心が整います。
心に余裕が生まれると、子どもにも穏やかに接することができ、家族全体の雰囲気が良くなりました。
育休は「育児休業」でもあり、「心の休業」でもある。
無理をせず、自分を少し甘やかす時間を持つことは、長く続く育児の大切な土台になります。
平日昼間の「すいてる時間おでかけ」を楽しんだ
育休中の平日は、どこに行っても人が少なく、
「これが育休の特権だ!」と感じたことのひとつです。
- 公園や児童館は空いていてのびのび過ごせる
- 図書館でゆっくり絵本を読む時間が持てる
- 近所のお散歩で季節の変化を楽しめる
外の空気を吸うと気分もリフレッシュできますし、
「育児=家の中だけ」という感覚から少し解放されます。
小さなお出かけでも、親子で共有する時間が日常のアクセントになります。
授乳・おむつ替えの練習として「家族旅行」に挑戦
授乳や「旅行なんてまだ早いかな?」と思いましたが、思い切って出かけたことは大正解でした。
授乳やおむつ替えを外出先で行う練習にもなり、復帰後の外出や通勤準備にもつながりました。
事前に以下を確認しておくと安心です:
- 授乳室・おむつ替えスペースの場所
- 休憩ポイント(カフェやサービスエリア)
- ベビーカーの使いやすさや動線
そして何より、非日常の時間を家族で共有できたのは特別な経験。
子どもが初めて見る景色や反応は、親にとっても心に残る瞬間でした。
🌱 まとめ:育休は「家族の笑顔の土台をつくる時間」
育休中にやってよかったことは、どれも「復帰後の家族の笑顔」のための準備でした。
完璧を目指すよりも、「家族が笑顔でいられるペース」で過ごすことが何より大切だと感じます。
育休はあっという間に過ぎますが、過ごし方次第で“家族の軸”ができる時間。
これから育休を迎える方も、ぜひこの時期を有効に使って、ご自身の家族に合った過ごし方を見つけてみてください。


